おはようございます。le petit bourgeon (ル プティ ブルジョン)店主のちはやです。
お店は今日も週末休みをいただいておりますが、お客様からいただいたメッセージのご紹介を昨日に引き続きいたします。

アラビア社Faenzaティーカップ＆ソーサーをご購入くださった、大阪府のS様からメッセージをいただきました。

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先程、ファエンツァが届きました。とっても可愛くラッピングをしてくださり、プレゼントをもらったような気持ちになりました。
貫入も気にならないといえば嘘になりますが、ソーサーの裏ですし、気になることも少ないと思います。
カフェオレやたっぷり飲みたい時に、大切に使います。
有難うございました。

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(店主より)
S様、
こんにちは。ファエンツァが無事届いたとご連絡くださりありがとうございました。気に入ってくださったようで、とてもうれしくメールを拝見いたしました。
たっぷり容量でたくさん登場させてもらえそうですね。
裏面の貫入ですので使うときには目に入りませんし、お手入れに少しだけ気をつけていただければと思います！楽しんでくださいね。

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S様がセレクトしてくださった今回の器は、裏面に貫入がありましたが、まだまだご愛用いただける愛らしいものでした。
オンラインショップですので、より詳しい説明を心がけてはいますが、説明によってそのキズがより目立ってしまう可能性もある難しさを感じます。
写真も合わせて、その器が持つ風合いをしっかりお伝えできるように、これからも試行錯誤していきたいと思います。

ダイアリーやメルマガでも貫入について何度か記したことがあると思いますが、今日は改めて書いてみたいと思います。
貫入は、経年によるものや焼成時の釉薬の温度差によって生じるものがあります。素地自体が割れているのではなく、表面の釉薬に入ったヒビです。日本の作家さんには、貫入をあえて作品の風合いとして生かす作品づくりをされている方もいらっしゃいます。
（両面に同じように貫入が入っている場合は、素地にもヒビがある場合が多いので、これはまたコンディションが大きく違うと思います。）

長時間水に浸け置いたり、コーヒーやお茶を長く入れたままにしておくと、貫入から水分が素地に染みたり、着色したりします。
ですので、器を楽しんだ後はさっと洗って乾かせば、まだまだ愛用できるものもたくさんあります。店主も貫入が入った器を数多く使っています。
素地自体が割れていたり、表と裏の両面の同じ箇所に貫入がある場合は、強度が弱っていることも多いのですが、状態によりますが、片面だけの場合は店主も7、8年以上楽しんでいるものばかりです。
貫入が理由でお値段が考慮されている器も多いので、器を楽しむ機会になればいいなと思います。

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